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ときめき!羅刹丸


自転車にまつわるエトセトラ(長文注意)

僕の自転車好きは、知り合いならみんな知ってる事なんですが、
まあ感動的な話だとか、楽しかった話だっていうのはどこにでもある話です。
なんか、まとめて思い出してしまったので、今回は自転車に関した「イラッ」ときた事を。

※最後まで読むと、少なからず機嫌を損なう内容がございます。
 要注意でお読み下さい。(イラっときた話オンリーな為。)


①某有名掲示板系の人間に逆恨みされた店

あらすじ
「その道の人」しか相手にしないことで有名な某バイクショップ。
いわゆる普通の自転車(ママチャリ等)はお断りで、スポーツバイクだけ扱う店。
(いわゆるマウンテンバイクやロードバイク。高い自転車。)
そのルールがわからないお客さんにはお引取り願うわけなのだが…
ある日の事。
天候は雨、ずぶ濡れになりながらパンクしたママチャリを引いてきた一人の男が、
例外なく「お引取り下さい」と帰らされた。
その人間が某有名掲示板系な人間だった。
(便宜上、ここでは彼を「アラシくん」と呼ぶ)
店の掲示板は荒らされ…荒らされ…、まあ、掲示板を荒らされたってだけの話なんだけど。

店主が乱暴な性格なため、(感情直球で返事とか書いちゃうから)
掲示板は無駄にヒートアップ。

また、アラシくんのコメントもいちいち上げ足をとるような言い方。
さらには某所にULRを晒したらしく、関係ない人間も掲示板に登場。

店擁護側(要は客ですが)VSアラシくんとその召還された野次馬

…の図式で、ペースの遅い書き込みの応酬が繰り広げられました。
挙句の果てには自身のHPにて武勇伝よろしくやりとりや事の成り行き、
掲示板の内容まで転載する始末。(都合よく編集されていますが)
怒り狂った店主はIT専門家に話を聞きにいき、

「放っておく(相手にしない)のが一番いい。」

との処方を受け、一時は「訴えてやる!」まで行きかけた
この騒ぎは自然鎮火したわけですが…。

誰も得をしていないこの現実。


当時の自分としては、全く違う文化の人間が何の根拠もなく噛み付いてくる事が
理解できなく、店主同様に憤慨したわけですが…。
(掲示板にアラシくんをバカにした書き込みを何度かした)


…さんざん店主の肩を持っておいてなんですが、
「パンクくらい修理してやれ」
って思うんですよね。今となっては。



あ、店主の名誉を損なわないよう追記ですが、
単独でアメリカ等に渡り、独力で大手メーカー等と契約を結ぶような
「超ヤリ手」個人経営者ですから。


……、だったらなおさらパンクくらい修理してやれって話ですけどね。

余談。当時のHP、残ってるかな~と思って探したら、まだあった!!
当時の記録もそのまんま残ってた!!いやはや、ある意味凄い奴だよ。アラシくん!!






②ピストというやつは

いわゆる変速ギヤなし、ブレーキ(普通の)なし、の競輪選手仕様な自転車の事。
これがまた某有名掲示板で叩かれる叩かれる。
やり取りの内容は、こう。

以下、大意抜粋。
アンチ派「危ない。仮にピストが悪くてぶつかっても必ず車が悪くなる。」
ピスト派「乗ってる人たちは皆テクがあるから大丈夫。」
アンチ派「テクのない人間がいたらどうする?」
ピスト派「自己責任で乗ってるからいい。」
アンチ派「そうじゃなくて、交通弱者と言って…。」
ピスト派「ここで理解を求めた自分がバカだった。」


…。自転車乗りとして、ピスト派の気持ちは痛いほどわかるが、いうなれば
F1カーで公道を走るようなナンセンス行為である。
「競技用」は「日常用」と仕様が違って当たり前なのだから、ルールも違うのである。


先日街中で飲んだ際目撃したが、ピストが歩行者を縫ってテクニカルに走っていた。
自転車に明るいメンバーと呑んだ為、「ピスト走ってるね~」「流行ってるって聞くね。」
なんて話したのが聞こえたのかどうか、
我々の前まで戻って、今度はウイリー走行をして見せてくれた。
ここでは「テクニカル」と書いたが、いうなれば「危なっかしく」でもある。
居合わせた自転車仲間と「あれ(街中でトライアル)はねえだろう。」と。
がっかりである。

僕の住む街でも、デザイナーが乗ってきたり、服屋の前に置いてあったりと
一部の市民権を得たようだが、先日の件を踏まえ、
個人的にはまだまだ「ピスト=マナー悪し」の印象である。


さらに極めて個人的であるが、ピスト推奨の店と諸事情で口論になった事も含め、
問題になる前からなんとなくピストが嫌いでもあった事を加える。
どこの店とは言わないが、自転車を扱う際は正規に許可を取って
営業していただきたい!キャノンデールジャパンに電話しちゃうぞ!!
鳥海で会ったら容赦しないぞ!!

参考
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/955114.html ピスト問題1
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/963323.html ピスト問題2
http://www24.atwiki.jp/brake/pages/1.html
ノーブレーキピストと自転車のマナーを考えるWIKI

それにしても「大義名分を持った第三者」の、発言の強い事と言ったら。
ちなみに、これらの記事をみて①の事を思い出しました。



③ゲーセン前自転車蹴飛ばし事件

これは愚痴。あまりにもありえなくて腹が立った思い出。


自転車を愛して止まない僕ですが、
表題の通りゲーセンに駐輪していたら思いっきり蹴飛ばされました。
目前で

「ゴン!」

おいおい。全身の血が逆流するのがわかりました。
一瞬、視界もブレました。
蹴った奴は、30代位のさえない感じのカップルの、男の方。

自転車自体は幸い前輪を蹴られ、ヘッドを軸に90度程回転して、そのまま前輪が店の外柱に
当たった為、音は派手でしたが自転車は無事でした。
ので、蹴った事実を単純に謝ってもらえればどうという事もなかったわけで。

僕「何蹴ってるんですか?今見てましたけど??」
男「邪魔やからどけたんや。」

なんと、関西弁。

僕「邪魔だからって蹴る必要はないでしょう?」
男「邪魔や。(自分の)自転車出せへん。」

このやり取りは4回続いた。
ここでもう会話が成立していない事がわかるだろうか。

僕「とにかく謝ってくださいよ。蹴ったでしょう?」
男「ここは歩道や。(お前は)自転車から降りや。」

上記のやり取りの間で、僕は自転車を運び出し、またがっていたのだ。

…関係あるのか?今までの経緯と。

話にならないとはまさにこの事。
その上自分の非を指摘されてもまったく動じない。
おまけに別の論議を持ち出した。

僕「謝れって。非常識だ。」
男「何いってるかわからへん。」
僕「非常識だって言ってる。」
男「何いってるかわからへん。」
僕「非常識だって。」
男「お前自転車降りや。お前こそ非常識やろ」
僕「謝れって。」
女「ギャハハハ!!」

ここでその男と一緒にいた女が大声で笑い出した。
想像できると思うが、僕の怒りは頂点に達している。
込上げる怒りを抑え、自転車から降り…

僕「おお、降りてやったぞ。満足した?この非常識野郎、とっとと非を認めて謝ってくれない?」
男「ああ?」
僕「謝れって。」
男「何いってるかわからへん。」

僕「…。」


完全に力が抜けた。世の中、かかわらない方がいい人間がいて、たまたま今日は関わった…。
そう思うことにした。

立ち去ろうと決め、自転車にのり車道に出ようとしたが、男が邪魔で出れない。

僕「…もういいんで、通してくれます?邪魔なんで。」
男「…。」
応じない。

まあ、ここまで読んで「なんでコイツ殴らない?」と思った人。
ここで怒って殴っても、失うものしかないんですよね。社会人。

女「ほら、邪魔になってるよ。どけてあげな?」
と、男に指示。
ああ、この女は少しはまともだったか。ほんの少しだけ気持ちが軽くなった。
男が道を空け、僕が前に進んだ瞬間―。


「ドムッ」


女「イッターいい!!」
女「あー信じらんない!何ぶつかってるの??」



なんと、通り過ぎる僕の自転車の後輪に特攻をかけたのである。



まあ、ここまで読んで「なんでコイツ殴らない?」と思った人。
ここで怒って殴っても、失うものしかないんですよね。社会人。




ああ、早くこの場から離れよう。早く立ち去ろう…。そう思って場所を離れようとしたら、

女「お前、人にぶつかっておいて何も言わずに行く訳?」
男「警察呼ぶぞ。」

位置関係は、こう。



---------
車道
------------------
歩道 男←  女←
---------僕↑-----
  ゲーセン出口


※矢印は自転車の向き、進行方向。



僕「…、どうやったら後輪で真横にあるモノにぶつかる事ができるんですか?」

ジャックナイフターンでも決めたなら話は別なんですが。


女「あなた今ぶつかったでしょう!」

僕「自転車の構造上、絶対に無理ですって。ぶつかって来たでしょう?あなたの方が。」

女「ふざけるな!こっちは実際に痛いのよ?」
すげえ理屈。

男「痛いゆうてるがな。」


僕にはその開き直り具合が超痛い。


僕「あー、オーケー。多分悪かった。さよなら。」



ああ、早く、早くこの場から離れよう。本当に早く、光の速さで立ち去ろう…。




完全に調子をおかしくして、妙に滅入ってしまってその場を後にした。




…数分後。


脈拍も戻ってきて、興奮も収まりつつ。
そして、どうしてもさっきの状況に納得がいかず、



「関わりたくも無いが、このまま引き下がったら一生後悔してしまう」



…ような気がして。



大会でかける様なスプリントで彼等を追跡した。



僕の足はこの日彼等を追う為にあったのかも知れない。

とか思ったり。



















…いた!











仲良く歩道を並走する姿がすぐに視界に入った。
もちろん自転車に乗って。


また脈拍がかなり上がった。



彼らは横断歩道を自転車で渡ろうとしていたので、
ルールに則り車道から走り、彼らの進行を阻みつつ前に出た。


追いつくまでの数十秒で色々と考えたが、最終的に僕の口からはこんな言葉が出た。




僕「…お、お前らだって歩道で自転車乗ってんだろ!この非常識野郎!!」



男&女「!……。」





驚いた顔。僕は一生忘れない。
興奮で声が上ずった事は恥ずかしかったが、泣き寝入りよりは遥かにマシだ。

それにしても、もう少し気の利いた文句はなかったのかと。



彼等は迷惑そうな表情で、

男「お前何なんや、(自転車)降りいや、ちょっとこっちこいや。」

僕「何言ってるかんないっすね!」



男「…。」

僕「…。」



とりあえず反対方向に思いっきり走った。


女「頭悪いよー!?」(シャウト)



…走り去る経過で、女の声が聞こえてきた。
この場合、僕の知能に対して苦言を呈した訳だろうが、一気に距離をとった手前、
主語もなく、果たしてそれは自分の知能を示すものか何なのかわからず、
周囲には異様な光景になったに違いない。

それにしてもなんと主語の欠落したやりとりであったことか。



起死回生の反撃も、何だかすっきりしないままで、その日呑んだ酒も
たちまち悪い酒になってしまった。



…結論は、「蹴られ損」である。


その日を最後に、自転車でゲーセンに行くのをやめました。
by tadicallawo | 2007-08-01 21:47 | 自転車・駅伝

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